がん闘病生活 ここが始まりだった 虫垂癌を患った姉の話 エピソード1
更新日:4月1日

突然の原因不明な死ぬほどの激痛
ある年の秋、姉から突然メールがきた。 「虫垂、いわゆる盲腸のがんになってしまったよ。これからいろいろ大変になるからお母さんのことよろしく。」
と。
おそらくこんな内容だったと思う。
最初は何事か?と思ったが、とりあえず本人に直接確認してみようと電話をした。
どうやら腹痛が原因で入院し、原因はがんだったらしい。
がん?!
うちの家系はがん家系だ。父方はがんが多く父も直接の死因ではないが、がんを患っていた。
見舞いも兼ねて一度帰省することにした。
姉はかなり太っていていわゆる生活習慣病のリスクは非常に高い。
実は私も稀な難病を抱えている身だが、いたって健康であり、主治医からは「この病気を持つ人の中では世界一元気だ」と言われている。
なぜ元気なのか?がある意味、研究対象となっているようだ。
姉はそのような病気はないものの、体型リスクからなのか体に弱さがあり、アレルギーやらをいくつか持っている。
話を戻し、見舞いがてら直接会ってその経緯を聞いた。
腹部に激痛が走ったので病院に行った。
かなりの激痛だったが、病院では原因がわからず別の少し大きめの病院(いわゆるセカンドオピニオン)で診てもらったところ、盲腸が破裂していたらしいとのこと。
しかし単なる盲腸炎だったらよかったのだが実は「がん」だったらしい。
姉が言うには、虫垂癌は稀ながんらしく悪性であることが多いとの事。
それが破裂したということは、摘出することができておらず体にがん細胞が散らばった可能性が高く転移しやすい状態になっているそう。
しばらくは抗がん治療をするとのこと。
そして虫垂癌はほぼ悪性であることが多く、5年生存率はかなり低いらしい。
『5年生存率』
がんもそうだが、予後の目安としてよく使われるそうだ。
そう私も指定難病を持っているが、一応「予後不良」である。
もちろん新規で生命保険は入りたくても入れないな銀行ローンだ。
だから自分が死んでも残間は返済しなければならない。家を売却すれば返済可能なように想定している。
住宅ローンの団体信用生命保険すら入れなかったので、金利は住宅ローンと同じにしてもらってはいるが一般的な銀行ローンと一緒だ。
渡しの場合、予後不良とはいえ、5年生存率は設定されていないようだ。症例も少なくデータが取れないのかも
そんなこんなでひとまず落ちき今後は、 がん治療を行っていくとのこと。 すぐ再入院し抗がん治療を開始した。