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新しい世界へ旅に出た姉、死に立ち会い死生観を考えるようになった 虫垂癌を患った姉の話 ラストエピソード
予想通り、病院から呼び出される 絶景を見ることができた旅からわずか4日後の20日の午前中、確か仕事をしていた。 その日、母から電話がかかってきた。 姉が再入院して医者から家族を呼んだほうがいいと言われたとのことだった。 すぐ職場に事情を伝え...


姉が見せてくれた絶景 虫垂癌を患った姉の話 エピソード8
警察に出頭するための帰省だったが 今回は急な話で、警察署に行くのが目的だったのでクルマで行くことにした。 (11月12日夜~15日) 高速道路周遊という「どら割」というものがある。3日間であればある区間での高速道路が定額になるというやつだ。...


日に日に状態が悪くなっていく姉 虫垂癌を患った姉の話 エピソード7
前回の帰省から約1週間 今回の帰省は、母の新しいクルマの手続きやらの関係でとんぼ返りのように帰省したような感覚だった。 しかし実際はディーラーが全部やってくれていたので大した手続きはなかった。 余談だが、自分は基本的にD.I.Y思考で、クルマの手続きなども全て自分で行う派だ...


姉の帰宅と在宅療養 虫垂癌を患った姉の話 エピソード6
姉の帰宅に合わせてまた実家へ 姉は、散々海外旅行に行っていたので航空会社のマイレージがたくさん残っていた。 帰省する際にそのマイレージを利用させてもらった。 「もう旅行には行かないからといって全部使っていいよ」と、10万マイルはあっただろうか。これで帰省の為の交通費はだいぶ...


帰宅と緩和ケア 虫垂癌を患った姉の話 エピソード5
姉の帰宅体制を整える。 いわゆる本格的な緩和ケアに移行だ。 そもそも緩和ケアって? WHO(世界保健機関) によって以下のように定義されている 緩和ケアは、生命を脅かす疾患による問題に直面する患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的、心理的、社会的な問題、...


食事が取れなくなってから、直接会って話したら、状況が思ってたより壮絶だった 虫垂癌を患った姉の話 エピソード4
腹膜播種(がん性腹膜炎)から腸に転移が見つかってから大好きだった「食べること」ができなくなった姉。 食事が取れないということはどういうことか? 高カロリーの点滴を常に行っていて生きていくためのエネルギーを摂取している。 水分は確か取っていたように思う。ただし消化に関係のない...


腹膜から腸へ転移が見つかった 大好きだった「食べること」が奪われてしまった 虫垂癌を患った姉の話 エピソード3
姉のがんの転移が見つかったと聞いたものの、今すぐどうのということは思いません でした。 とりあえずまた抗がん剤治療を続けながら様子を見ていくことしかできない。 多少の副作用はあれど、まだ十分普通の生活はできているようだし、自分も仕事もあるし急に休みを取って動くというまでもな...


がん再発!腹膜に転移が見つかった 腹膜播種(がん性腹膜炎) 虫垂癌を患った姉の話 エピソード2
がん再発!転移が見つかった 原因不明の激しい腹痛の原因が盲腸のがん、虫垂癌の破裂だった。 その虫垂癌の破裂が原因で散らばったがん細胞による転移予防のため、抗がん剤治療を続けていてしばらく様子は落ち着いていた。 そしてちょうど1年半が経ったある春先の頃(3月)、とうとうがんの...


がん闘病生活 ここが始まりだった 虫垂癌を患った姉の話 エピソード1
突然の原因不明な死ぬほどの激痛 ある年の秋、姉から突然メールがきた。 「虫垂、いわゆる盲腸のがんになってしまったよ。これからいろいろ大変になるからお母さんのことよろしく。」 と。 おそらくこんな内容だったと思う。 最初は何事か?と思ったが、とりあえず本人に直接確認してみよう...


虫垂癌を患った姉の話 エピソード0
こんにちは、だすけです。 かつて姉ががんで闘病していました。 その時の出来事を思い出し書き綴りたいと思いました。 姉は独り身で、母と二人暮らしでした。 そんなある日、がんと診断されました。 そこから闘病生活が始まるのですが、独り身でかつ同居の母も高齢の域なので、実際に頼りに...